2012年2月25日土曜日

いいわけ・最終章

南東へ

ひたすら9号線を南東へ


暗い路を  ヘッドライトに照らされた路を走った


目線の向こうには 大きく影となっている山々

その向こうの空には 星が輝いている


すれ違う車も少なく 単車などは皆無


寂しい夜の国道は

私を旅の人に迎え入れてくれる


私は旅人

長い距離を走る事に快感を感じる


そう
昔はそうだった

走る事だけが幸せだった


今は?


若い時とは違い

いろんな物をいつの間にか背負ってしまっている


重荷に成る物 幸福を感じるもの

数え上げたらキリがない

四半世紀の人生と 更に半世紀生きた人生とでは

その複雑さが更に重みを増す


いつの間にか走る事を忘れ 無欲の幸福を求める事も忘れ


つい先月 フルムーンカフェで走った夜の伊良湖街道

その時に 25年前に走った福知山の事を思い出した

彼女とのSEXより 単車との旅に幸せを感じていたことを

今思い出したのだ


それは私の人生に深く関わっていたにもかかわらず

永く“それ”を忘れていた



福知山の警察署を後にして

ひたすら走った夜の路

それがどんなに幸せな事だったのか  今気がついた



別に目的目標を持たなくてもいい

旨い物を食いに行く訳でもない


ただ走る  一人で

頭の中を無にして・・・無心になって ひたすら走る



垢にまみれた今 同じように走る事が出来るか?


しかし私の原点は此処に在る様な気がして仕方がない

それは気のせいかも知れない



いろんな事を言い訳にして 走らない理由を探す

そんな生活から脱したい





言い訳に頼らない 私の原点をもう一度




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