2011年10月29日土曜日

今が最高?


都会の空は狭く

しかし晴れやかな朝


空気も冷たく

秋の模様が漂っているかの様


こんな日は やはり単車でしょう




チンクエチェントには悪いが  留守番をしてもらい

CBに火を入れる




燃料コックを開け  チョークを引く

メインスイッチを入れ 加速ポンプをひとひねり分だけ働かせる


そうしてセルスイッチ・・・ON


ヴァーボォーン


今日も一発でエンジンがかかった


もう これだけで嬉しいものさ




今時の単車であればインジェクションやらコンピューターやらで

一発で目覚めるのは当たり前だが

この我がCBは1973年の生まれ

機嫌を損ねると なかなかエンジンはかからない


今が一番調子が良いのではないかな?


なんとかコレを維持したいもの



ロングに設定したスプロケットでも 軽やかに発進してくれる

一旦走り出すと ロングストロークのエンジンは 高いトルクを発生させ

グイグイと路面を蹴ってくれます


コーナーに入る手前では バックトルクを発生させ

キャブレターが空気を吸う音と 排気音が重なり合い

素晴らしい音楽を奏でてくれます


こんな感動は 今時の並列4気筒では出ないでしょう


性能 データ 数値・・・そんなモノでは語れない

心躍るようなサウンドを響かせて

この年老いたマシンは走ってくれます


わずかな時間ですが

このマシンで走るのは こころが子供に帰る様な

気分にさせてくれます


ホント 大事な時間です



PorcoRosso

2 件のコメント:

kezberon さんのコメント...

こんばんは。
こういう古典的なバイクの“味”みたいなものは、
なかなか現代のバイクには無いですねぇ…。
以前乗っていたGS750Gは、どちらかと言えば、案外現代寄り?
かもしれません。官能的な部分はあまりないです。
排気音はとても静かで、現代のバイクに繋がる初期のタイプ
なのかもしれませんね。
…どうも魅力的なのは、'70sのような気がします(^_^;)

ポルコロッソ さんのコメント...

kezberonさん

きっと どの時代にも同じ事が言えるのかも知れません

CBも発売された当時は シルクの様な静けさ・・・と言われましたが 今の時代にCBサウンドを聞いてもシルクとは言い難いですよね

これから数十年後
燃焼エンジンから次世代の動力に変わり

その時また 昔の単車は味があった・・・と
言うのでしょうね(笑)

いつの時代も 戻らない昔は
美化されるのが宿命かも知れません


PorcoRosso