2011年10月17日月曜日

いつか出会う仲間達

月と太陽は世界を現し

世界を人のものとするため

勇者ベレロフォンは

ペガサスと共に

オリンポスへ戦いを挑んだ



しかしゼウスは

巨神兵を遣わせた



ベレロフォンは戦いに敗れ

目と両足を失い

荒野の地で果てた



傲慢がゼウスとの戦いの理由とされているが

世を人のものとするために戦い

死んだ



神族の血をひいたベレロフォンは

人間に育てられ

人の世を呪縛より解き放つ為戦った



戦いは終わり

死にむかう荒野で

愛馬ペガサスを亡くした悲しみ

盲目と足を奪われた苦しみは

我等 単車に乗れなくなる悲しみと相通じる

いや

それ以上に苦しかったはず


我等は

単車に乗れるだけでも幸せであり

慢心に成ってはならない



大きな空らの下

どこかで誰かが同じ背中のマークを背負って

走っている


だから

ひとりで走っていても孤独(ひとり)ではない


続く長い路

つながる大きな空

そのためのエンブレム


月と太陽

路と空


いつか出会う日まで

元気に生き抜こう



ポルコ・R



  


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