月と太陽は世界を現し
世界を人のものとするため
勇者ベレロフォンは
ペガサスと共に
オリンポスへ戦いを挑んだ
しかしゼウスは
巨神兵を遣わせた
ベレロフォンは戦いに敗れ
目と両足を失い
荒野の地で果てた
傲慢がゼウスとの戦いの理由とされているが
世を人のものとするために戦い
死んだ
神族の血をひいたベレロフォンは
人間に育てられ
人の世を呪縛より解き放つ為戦った
戦いは終わり
死にむかう荒野で
愛馬ペガサスを亡くした悲しみ
盲目と足を奪われた苦しみは
我等 単車に乗れなくなる悲しみと相通じる
いや
それ以上に苦しかったはず
我等は
単車に乗れるだけでも幸せであり
慢心に成ってはならない
大きな空らの下
どこかで誰かが同じ背中のマークを背負って
走っている
だから
ひとりで走っていても孤独(ひとり)ではない
続く長い路
つながる大きな空
そのためのエンブレム
月と太陽
路と空
いつか出会う日まで
元気に生き抜こう
ポルコ・R
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