今日久々に走らせてもらった
RIを豊橋から浜松に向かって
今にも雨が降り出しそうな雲が 空を覆っている
ライダーは私の心臓を目いっぱい回転を下げ トップギヤで走れる
最低の速度で巡航する
きっとライダーは私のギリギリの力で ノッキングを起こす手前の鼓動感を
愉しんでいるのだろう
路はなだらかな そして穏やかな起伏を持つ
ライダーは 時折アクセルを捻り
ゆっくりとしたトルクを引きずり出してくれる
アクセルの動きからやや遅れ気味に回転が上昇する
本来の働きでは無いが たまにはこんな仕事も悪くない
路面を蹴るようなフィーリング
確かなグリップを感じながら駆け抜けていく
気が付けは 周りの仲間達より倍以上の速度域に達している
遠くに大きなブリッジが見える
その先には海が
鉛色に染まった空には
肌寒さが感じられるまで気温を下げようと 太陽を隠したままだ
私の心臓は89度まで上昇
いつもなら100度を越えるところだが
今日は気温が低いのだろう
僅かながら渋滞ポイントに来たようだ
ライダーがステップに加重をかけてきた
右に左に・・・
シートに尻を押し付けながら体重移動を行っている
まるで障害物リレーのように駆ける
その眼下には開けた空と海が見えてきた
ああ・・・今日はこの為に来たんだ
これからも この感じを忘れないで居よう
また走れる日の為に
GT1000
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