2010年10月30日土曜日

嵐の前の静けさ





朝からの雨で目を覚まし
窓から外を眺め 今日を考える

ひんやりとした空気に身を包み
未だ目覚めきれぬ身体と心を震わせ
紅の白サソリ・・・3代目チンクェチェントに火を入れる

夏とは違う
ヒートゲージがなかなか動かないのが
秋から冬に近づいた事を知らせていた


充分明け切らぬ空を見つめ
街も今起きたかの様に鉛色の空を
重く漂わせている

嵐が来る前の静けさを感じながら
3代目チンクのエンジンが温まり走り出すのを
待つ このひと時

   至福の時間なのかも知れない




                                   荊 軻




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