2013年6月19日水曜日

人生は 一方向だけではない





僕には

失うべき心が無かった




先日 横浜に赴き

ハマを眺めるために単車で走りました

およそ

往復500キロ

新東名を走り 休む事無く 給油だけを行い

無心で走り抜けました





ハマでは

ボートが繋がれ

哀しさを漂わせてゆられているのが

辛く 胸をしめつけ

苦しさを感じたのです



もう

冷たくなくなった風を感じ

単車の向こう側に見える煉瓦倉庫跡


今では 賑やかな観光の名所なのでしょう

多くの人が楽しそうにしている風が見えました


しかし

僕の心には 淋しさが被い

以前の煉瓦倉庫の風景が見える様に感じたのです


それは 殺伐とした中に

空虚な空間を生み出し

まるで 僕の生き方を表し 写した様に

僕の目には見えたのでした


でも

そんな僕に潤いを与えてくれた人が居たのです



半世紀以上生きた私の心を癒してくれる



およそ枯れていた砂漠に

突然現れたオアシスの様に




私は狂喜しました

枯渇した心に

再び生きる力を与えてくれたその人の出現に

それは

神の存在の如く

切なくもあり

儚さをも持ち合わせ

しかし

夢と希望を感じずには居られない


奇跡の様な出会い


一瞬の

強く輝く炎かも知れない



人生は 一方向だけに進んでいる訳ではない

僕たちが望む世界も きっとあるはずだ


それは

苦しさと哀しさを乗り越えたところに存在する

世界だろう


安易に生きては得られない

妥協と諦めには影しか映らない


僕たちは

だから

あえて苦難の道を選ぶ


この先に

何が待っているか分からないが

必ず辿り着くと信じて

右手を捻り

前進する


それが この生き方を選んだ俺の信念

きっと

生き抜いてみせる