過去
CLUB Bellerophonのブランチ・ミーティングに
何度か参加して
共に楽しい時間を過ごした仲間が
死んだ
通称:くま
ツーリング帰りの道中との事
通夜の席上で
棺に入った彼の寝顔を見たが
全くの別人の様であった
せめてもの救いは
彼が死ぬまで好きな単車に乗っていた事
残された家族にとっては
たまった理屈では無い事と承知しているが
それが例え無念の死であったとしても
その中で 救いの光が在るのであれば
それは
死ぬ間際まで 好きな事をしていた
そう信じたい
“あの世で永遠に単車に乗ってな!”
通夜の帰り
ふと
空を見上げると
空がふたつに裂けたのか・・・と思える
光景に出会った
その裂け目から
くまの声が聞こえたように感じた
“俺はまだ走っているぜ”
PorcoRosso