2011年7月13日水曜日

死ぬまでおまえと


過去

CLUB Bellerophonのブランチ・ミーティングに

何度か参加して

共に楽しい時間を過ごした仲間が

死んだ


通称:くま


ツーリング帰りの道中との事



通夜の席上で

棺に入った彼の寝顔を見たが

全くの別人の様であった


せめてもの救いは

彼が死ぬまで好きな単車に乗っていた事


残された家族にとっては

たまった理屈では無い事と承知しているが


それが例え無念の死であったとしても

その中で 救いの光が在るのであれば

それは

死ぬ間際まで 好きな事をしていた



そう信じたい


“あの世で永遠に単車に乗ってな





通夜の帰り

ふと

空を見上げると


空がふたつに裂けたのか・・・と思える

光景に出会った



その裂け目から

くまの声が聞こえたように感じた


“俺はまだ走っているぜ”






PorcoRosso




2011年7月4日月曜日

夏眠




もう

季節は夏


私にとっても 単車にとっても

過酷な環境である事は事実である


私はひたすら 夏眠 をいたします


電気をむさぼり食い

冷機に抱かれながら


ひたすら寝ます



でも まだ蝉の声は聞こえないな・・・




PorcoRosso